萩原高行さま
お便りありがとうございました。メールはやはり誤解を生みますね。わたしは、萩原さんの昨年の怒りと攻撃を深刻な衝撃として覚えています。ですから、あなたのメールをすべて警戒しており、過剰に反応しているかもしれません。この点、お詫びします。しばらく休むつもりでしたが、やはり応答しておきたいと思います。
萩原さんのお気持ちはよくわかりました。前向きに行きたいと改めて思っています。
ただ、誤解というか認識違いを確認しなくてはなりません。昨年6月7日に会堂閉鎖を一時的に解いたのは確かです。ただし、これは私の独断ではなく、萩原さんも含めた役員全員の了解がありました。つまり、会堂に私とオルガニストがいるというのは会堂閉鎖を解いたということです。萩原さんは私とオルガニスト以外が入った(正確には佐分利さんが入った)ことをもって閉鎖を解いて決議を破ったと考えているようです。わたしは、牧師とオルガニストがいるということですでに閉鎖の解除は前提とみて、もしもの場合に備えたのでした。そして礼拝中止連絡の不行き届きの人が入るのはやむ無しとしたのです。
決議は絶対だから違反というのはひとつの考えとしてはとしてはわかりますが、これは正確には牧師・役員会の権限で決議を一時停止したということです。あなから見たら破ったとなりますが、当時の状況からこれを牧師の独断による違反として糾弾することにだれも賛同は示しませんでした。なお、ホームページの記事が世間への約束と契約だとか、まったく思いません。
あらためてまとめますと、私の理解は、昨年6月7日は萩原さんも含め会堂閉鎖を一時解除する同意があった。要するに牧師および役員会の権限で先の総会決議を一時停止した。このことは認めます。
以上のことをあなたの視点から決議違反として糾弾するのは自由です。しかし、そうと決めつけ、あたかも犯罪の告白をせよと要求するのは、あまりに行き過ぎと感じます。わたしは、すでに前にも述べたように、今回の決議は法ではなく、教会のコロナ対応方針を決めたのであったと考えておりました。それを尊重しつつ、役員の方々の同意も得ながら状況のなかで一時停止しただけのことを、決議違反と決めつけ、認めないなら脅してでも認めさせるというやり方でご自身の満足を求めることに恐怖と怒りを覚えました。
ついに、あなたは決議の一時停止を法律違反と断じてし、これを罪として認めない限り、私の牧師資格を剥奪するとまで宣言されたのです。この時点で全て終わりました。何を言っても無駄であるとかんねんしたのです。
以上、私が理解するこれまでの経緯の一部と私の正直な思いを書きました。総会決議をめぐる理解が当時はまったく違ったことがきっかけですが、今はそれが明らかになり、おおよその理解の一致ができたことを幸いに思います。そして、萩原さんもご自身の行き過ぎをお詫びされています。私も萩原さんをあれほどに怒らせるような教会運営となったことは自分の足らなさであっと思い、この点はお詫びしたいと思います。
さらに、萩原さんとのおおよその理解の一致があったこと、萩原さんが現住陪餐への復帰を望んでおられることを役員会に正式に報告し、手はずを整えるつもりです。
萩原さんの願いにこたえることができたかはわかりませんが、あらためて一言書かせていただきました。
金井美彦