e-resident ID-card更新完了

タリンの受け取りポイントで新カードを受け取ってきた。冒頭画像の受け取りポイントは、旧市街からバスと徒歩で30分弱の場所で、到着してから順番待ちの時間を含めて手続き時間は20分弱だった。パスポートを持参、左右の人差し指指紋のスキャンを行った。

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前回のキットと大差ないが、同梱されているカードリーダーはより軽くコンパクトになっていた。少し、安っぽい感じもあるが、携帯する時にはより軽ければより良い。マイナンバーカードのようにスマホで読み取ってくれれえば良いが、今のところそういう機能があるかどうかはわからない。

Smart-IDは以前のままで使えるようだが、前のカードを回収されてしまったので、旧カードで暗号化したファイルが解凍できなくなってしまった。考えてみれば当たり前で、電子署名は秘密キーで作って公開キーで検証するから、秘密キーが失われても公開キーが保存されていれば問題ない。一方、暗号化は公開キーで暗号化して秘密キーで解凍するから秘密キーが失われれば、解凍は不可能になる。確かDigiDoc4 Clientはキーペアを生成して、公開キーはファイルに置いて、それで暗号化し、秘密キーを解読可能者ごとにその公開キーで暗号化してファイルに含めていたと思うので、誰かの秘密キーが有効であれば解読できることになる。私の場合は、実害はなかった(と思う)が暗号化機能は結構慎重に使わないと危ないということが実感として理解できた。

11月頭には旧カードの有効期限を迎え、東京の受け取りポイントが閉鎖中なので、当初予定より早いタリン訪問となった。まあ、どうせ11月はタリンで過ごすことにしているのでちょっと滞在期間が長くなって気持ちにゆとりができて助かったとも言える。

帰り道は、景色を見ながら1時間ほど徒歩で戻ってきた。途中Tondiで廃墟を見つけた。

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なんとなく物騒な感じだったが、調べてみたら兵舎跡だった。昨年に引き続き、またピョートル大帝の影響を感じることになった。

ちなみに、今日はコワーキングスペース利用の初日で、朝9時から設営を行った。

外部業者からスペース経由でレンタルした4Kディスプレイが不良品でまだ解決策も定まっていないが、とりあえず1Kの代替品をスペースから出してもらって何とかやり過ごしている。

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明日は、午前中ここで執務した後、GCUC UK参加のためロンドンに飛ぶ。多分、ID-cardの更新がなければ、参加できなかっただろう会議だが、ロンドンはコワーキング・シェアオフィスの非常に盛んな地でもあり、知り合いも多く参加しているので、有用な情報が得られるだろうと期待している。

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