バックパッカーへのあこがれ?

バックパッカーという言葉には放浪するイメージがある。さすらいながら、様々な土地で交流をし、100人、1000人と会う中で一人、二人と知り合いを増やしていく。いろいろな人がいるけれど、必ずしも根っから社交的なわけではない。身近なつながりが重くなって旅に出る人もいる。だから、浅い交流の方が気軽で良いと思っているように感じるケースも少なくない。

しかし、実際に行動して出会いを重ねていく内に出会いの達人になっていく人がいる。多くの土地を歩いて、浅くても沢山の人と出会えば様々なトラブルも経験するだろうし、気軽な出会いの中にも相性の良さから長い付き合いになるケースもあるように見える。企業や血縁、同窓などのしがらみのないつきあいであれば、逆に甘えは許されない。

バックパッカー上がりの魅力的な人には、そういった強さが感じられる。むろん、皆それぞれ不安を持ち、将来が見えているわけではない。それでも、安住の地でぬくぬくと過ごしてきた人にはない覚悟の経験がその人の魅力を高めているように見える。多様な人生がある。