ジョンレノンが歌った頃は、東西問題も南北問題もリアルに存在していた。ファクトに基づいて考えれば、東西問題も南北問題も今は存在していないと言っても良いようになった。ゼロにはなっていないが、共通ルールに基づく協力は可能になったし、国家間格差も比較すれば激減している。そして、さらに削減することはできるし、むしろ気象問題など協力しなければ解決できない問題の方が深刻であることが分かってきている。
しかし、そういう方向への変化が嫌な人はいるのだ。力で解決したい野蛮さに立ちたい人はいる。フェアな競争ではなく、アンフェアな方法でも勝ちたい衝動を抑えられない。誰にもそういう悪魔の誘惑は働きかけてくる。ついそちらに流れないで一歩踏みとどまって自分の頭で考えよう。
国はあっても良い。宗教もあっても良い。世界が一つになれなくても良い。しかし、国や宗教が人を傷つけない世界は目指すべきだ。
「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう」
日本は国政選挙を迎えつつある。
「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう」
まず、最初の一歩として、嘘つきを権力の座につけないようにしようではないか。
コメント
難しいという声があったので、追記
大きくはトランプ暴力団が支配に属さない習組やハメネイ組を脅すとか、支配下の安倍組に法外なみかじめ料を求めるとか、という話です。
そういう構造が定着すれば、組員に殺してこいと命じるようになり、言うことを聞かない非国民は食っていけなくても自己責任あるいは社会的、物理的に抹殺するという未来が来るという話です。
ジョンレノンはベトナム戦争の時期にイマジンを歌いました。
アメリカの政府は、ベトナムが思うようにならないのでトンキン湾事件を捏造し、本格参戦してとんでもない数の犠牲者を出したのです。
「国の誇りにかけて勝たなくちゃいけない」という強さへの誘惑に政治家も主権者も勝てなかったのです。
戦争は泥沼化し、ジョンレノンはもうそんなことは止めようと歌いました。でも、犠牲者は生き返りません。
戦争が始まる前に止めるためには「国の誇り」などという人を権力の座につけない事が必要だと考えているのです。