G Suite Essentialsを試してみた

G suiteは、メールアカウントにGmailの利用を求めるから、一度踏み出してしまうと、基本的にはアカウントが増える度に月額料金が上がっていく。細かく言えば、フリーのgmailを含む他のメールへの転送設定はできるから、一時的にメールアドレスが必要になった場合に追加できないわけではないが、メンバーが増える度に金額が上がる。

G Suite EssentialsはGmailを前提としないG Suiteアカウントを作ることができ、それ故Google Calendarなどは使えないのだが、Google drive(100G/ユーザー)とGoogle Meetが使える。しかも、1ユーザーあたり月額10ドルと安価な価格設定かつ9月までは無料である(ただし、将来どうなるかは分からない)。G SuiteのGoogle driveは、Windows側の統合で、ドライブ ファイル ストリームが使え、PC側にファイル(キャッシュ)を持つことなくExplorerで通常のファイルサーバーをマウントしているように使うことができる。

PC側の使い勝手から見ると、個人用のGoogle driveとは似て非なるもので、遥かに柔軟性が高い。ショートカットを組み合わせると、オーナーシップの異なるストレージも意識することなく使えるので、G suite Business以上の主体から、共有を出してもらうなりするとかなり柔軟な運用ができる。月額約1,000円で本格的なクラウドストレージを使えるのは、相当すごいと思う。

ついでにCloud Identity Free Editionも調べてみている。ある意味でちょっとG Suite Essentialsと似たところがあり、通常のG SuiteにGmailなしのアカウントが追加できる。まだ細かく調べきれていないが、これも結構使えそうな気がする。

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コメント

当初10ドルを1ドルと勘違いしていて、実際にはEssentialsはBasicよりユーザーあたりの価格は高い。もう少し出すとBusinessが使えるので、特別に安いわけではない。ただ、メールをホストすると管理者のサポートの手間は増えるから、メールの無いオプションはありだと思う。ただ、実際に使い始めてしまうと、ちょっと戻れない感じがする。