SendGrid IntegrationモジュールがD9対応を終えたので、いよいよアップグレードが視野に入ってきた。
非互換モジュールは4つまで減ってきて、beta版を使えば、大物のwebformを含め3つは解決できる。一応、既に最低限の確認は済ませてある。
最後の壁は、Form Mode Managerだ。これはソーシャルログインしてきたユーザーがユーザー名などを変更することを許さないようにするためにUser情報のフォームをフル版、限定版の2枚持ちするために利用している。しかし、rc版ながら、Form Mode Controlが代替ソリューションとして開発済みであり、これで当サイトで使っている機能の範囲であれば代替できる。
現在のcomposer.jsonがcomposer2に対応できていないので、新たに8.9.11のクリーンイメージを立ち上げて、moduleとtheme(独自作成のサブテーマを含む)を再導入し、4つのモジュールの切り替えを行ってしまえば、D9レディになる。恐らく覚悟を決めて始めれば5時間程度で終了できるのではないかと思っている(トラブルはつきものなので5時間は守れないかも知れない)。
9.0.0がリリースされたのが今年の6月4日だから、ほぼ半年。D7からD8の時の長い長い忍耐のことを思い出すと、たった半年でここまで環境が整ったのだから素晴らしいことだと思う。今後、あっという間にD9からD10に変わっていくことになるが、油断さえしなければ時代の変化に追随できるような気がしている。
蛇足になるが、オバマの時はホワイトハウスはDrupalだった。トランプでWordpressに切り替えたのは彼には双方向性が必要なかったから合理的な判断だったと思う。果たしてバイデンは再びDrupalに戻すか、それとももっと新しい選択をするのか、ちょっと気になっている。来春にはわかるだろう。インターオペラビリティがどう進化していくのかが鍵を握りそうな予感がしている。まだX-Roadに関連するモジュールは見当たらない。ヘッドレスの進化とともにやがて動き始めるのだろうと思っている。
ソーシャルログインもやがて公的IDが自然に使われるようになるだろうと思っている。エストニアの視点でDrupalを再考したい。だから、できれば近々にD9へのアップグレードを進めようと思う。
自分のブログサイトだから、モジュール情報を思い切って開示したけれど、良い子は真似をしてはいけません(笑)。