COVID-19のワクチンを供給する製薬会社の3/4はDrupalを利用しているとDriesが書いている

3 of the 4 COVID-19 vaccine producers run on Drupalという記事で、Drupalの創始者がCOVID-19のワクチンを供給する製薬会社の3/4はDrupalを利用しているとと書いている。

https://www.wappalyzer.com/のプラグインを見ると日本のサイトはともかくPfizerのサイトはDrupal8、Acquia Cloudを利用している。その開発元であるBIONTECHもDrupal8、こちらはPantheonを利用している。ModernaはDrupal7、こちらもAcquia Cloudを利用。一方、Johnson & Johnsonは現在のCMSはBrightspotらしい。バックエンドはDrupalかも知れないが、WappalyzerではDrupalは見えない。AstraZenecaはAdobe Experience Managerを利用。ただし、オックスフォード大学はDrupalベースでPlatform.shを利用している。

関連組織全体で見ると、辛めにカウントして4/6、J&Jを入れると5/6となる。どのページも色気はないが中身は充実している。

残念ながら、日本ではDrupalの認知度は低い。ファイザーも日本のページはDrupalではなくレスポンシブ対応にもなっていない。情報発信の感度は彼我の差は歴然としている。まあきれいなページはそれはそれで良いのだが、コンテンツそのもので勝負できなければ長期的持続性は期待できない。

何とか、DXに貢献していきたいものだと感じたのであった。

蛇足だが、先週執筆した書籍が発売された。広告も兼ねて掲載させていただく。

 

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