チューリッヒのシェンゲン圏入国は拍子抜けするほど簡単だった

hagi に投稿

本当に飛べるのか不安があったが、スイスエアの便は無事に飛んだ。777という大型機体のエコノミークラス前半キャビンは100席あるが、乗っていたのは10人程度だった。家族で乗る人を除けば、全てブロックに1名で、前後は空いている状態だった。もちろん、マスク着用は強制されているが、全く不安を感じない密度だ。航空会社は赤字だろう。

ブロック専有だと実質的にはフルフラットの席になるので、睡眠も十分に取れ快適だった。

次の関門は欧州(シェンゲン圏)入国だ。書類のチェックは成田でしてもらっていたので問題が出る確率は低いと思っていたが、何と15秒程度で追加。いつものように何日滞在するのと聞かれて答え、これ、ワクチン証明書だねと確認され、ささっと目を通したらもうOKだった。乗客が少ないので待ち行列もなく、普段より遥かに早くパスポートコントロールを通過することができた。

国内線(シェンゲン圏内線)エリアに入ると、さすがに人は多い。空港内はマスク着用なので密度は多少高くても気にはならない。むしろ、日本でみるなんちゃってマスクではなく不織布マスクなのでちゃんとしている感がある。ラウンジに入ると距離は取れるが、飲み食いするのでマスクを外している人は多い。多少気をつける必要があると感じた。

空港内のお店は飲食店を含めて完全に開いていると感じた。歩いている人たちの緊張感はある程度感じられるが、東京の街の雰囲気と変わらない。しかし、店がフルオープンなので接触機会は東京より高いかも知れない。問題は感染者が多いことで、同じ人数に接しても暴露確率は5倍はあると考えるべきだろう。ラウンジでも、席は失礼にならないように気をつけながら、何度か移動した。

今日はもう一度ワルシャワでトランジットしてタリンに向かう。実際に街に出るのは明日の話になる。どんな景色が待っているのだろうか。