無事タリン到着

タリンに来るのは3回目。タリン空港には見慣れないパスポートコントロールがあった。シェンゲン圏でも外国扱いになっている。チューリッヒやワルシャワといったハブ空港はともかく、欧州の小さな空港の中には、パスポートコントロールは事実上廃止していたところもあるだろう。

チューリッヒ・ワルシャワ便、ワルシャワ・タリン便ともかなり混んでいた。マスクを外すのが嫌だったので、食事も飲み物もスキップした。普段は国内線航路なので、緊張感が格段に違う。鼻マスクも見るし、中には咳をしている人もいる。幸い、自分の席のそばにはそういう人はいなかったが、もし隣の人がゴホゴホしていたらと考えるとゾッとする。ワルシャワ便にはベネズエラのスポーツマンの集団が乗っていて、人の移動は再開していると実感させられる。タリン便はほぼ満席。

チューリッヒのゲートで荷物の状態を確認し、改めてワクチン接種証明書とエストニアの事前申請のプリントアウトを提示。預け入れ荷物の重さを聞かれて、無事スイスエアからの引き継ぎが完了。ゲートの担当者も成田からのスイス振替旅客がいることは承知していたようで、満足できる対応だった。「ありがとう」はほぼ完璧な発音だったが、多分慣れないサービスだったのだろう。ありがとうで正しいかと英語で聞かれたのでYesと答えたが、You are perfect.と言うべきだったと思う。

ワルシャワのゲート待ちは、ちょっと怖い感じがして、人が集まってきてからは座っているのをやめた。ちなみに、ワルシャワからは23時にリガ、ヴィリニュス、タリンに3本便が同時に出る。バルト3国と出入りするときのハブになることを意識しているのではないかと感じられた。

タリンでの入国審査も十分短かった。検疫期間に入るんだよねというような指摘があったので、事前申請で自己隔離不要と書かれている事を指摘したら、そうかOKと答えが帰ってきたが、それがなくても入国は認められていたような気配だった。スタンプを押すわけでもないし、私の感覚的にはちょっと緩い。この緩さが感染拡大に関係しているのかも知れないが、実際がどうなのかはわからない。

タリンのホテルについたのはほぼこちらの午前2時。東京の朝9時だから、自宅を出てからホテルに着くまでの時間は27時間半となる。やはり遠いと言えば遠い。充電等を考えると荷物を開くしかないので、開け始めれば結局いろいろやることになり、気がつけば3時半。このブログを書いたのは4時半。こちらの時間で朝9時には日本との打ち合わせが入っているのでそろそろ寝る。

アメリカのホテルだと、夜中になるとホテル内でもアルコールが買えなかったりする。当地ではとりあえずビールが買えたのでちょっとうれしかった。