バルト海フィンランド湾タリン港

今日も比較的天気が良かったので、午後から散歩。ただ、徐々に冷えてきて日没の頃には気温は氷点下-1度程度に下がった。それだけでなく、風が強くて体感温度はかなり低い。キャップがなければ歩けないほどだ。

コワーキングスペースで借りているディスプレイの解像度が低いので後2週間いるのだから買ってしまうことも考えて、VIRU Keskus(モール)のEuronicsという電気屋に行ってみた。店が小さくで在庫が置いてなかったので、どうせ散歩と割り切って、歩いて空港の近くの大きなモールに向かうことにした。今日、明日であればブラックフライデー価格で約480ユーロでLGの27インチ4Kディスプレイが買えるのが分かった。一日あたり5,000円程度になる。ちょっと高いなあと思ったし、その後の処分の問題もあるので来週Worklandの人と相談することにした。旧市街からの歩数は約6,000。気温が低いせいもあってか、結構しっかり歩いたのに心拍数は上がらなかった。

空港の前にはウレミステ湖がある。ほとりを散歩できるのではないかと期待していたが、飲用水に用いる湖のせいだと思うが、フェンスがあって近づけない。まあしょうがないとは思ったがちょっと残念だった。

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大通りで、あまり楽しい道ではなかったので帰りは空港からトラムに乗った。東京にいる間にウヒスカードにチャージしておいたのでスムーズに乗車。遅い昼食を中心部の大型パスタ店でいただいた。ワクチン接種状況を確認の上チェックイン、ICカードを渡される。今日は、パスポートもしっかり確認され、名前の一致もしっかりチェックしていた。システムは、自分で料理人のところに行って注文。パスタの種類やソースなどを指定してオーダーする。注文が確定したらICカードをセンサーにかざしてオーダー記録が登録される。作っている間にバーカウンターに行く。土曜日の午後なのでグラスの白ワインをオーダー。ここでもICカードをセンサーにかざして加算。食事後にチェックアウトでICカードから請求額がレジに転送され、クレジットカード(Wiseのデビットカード)で決済して終了。パスタの味はまあまあだった。一杯飲んで12.70ユーロだからコストパフォーマンスとしては十分だ。人件費を抑える工夫をしているから安いのだと思う。サーブされて20ユーロを超えるよりは、この方式で良いと感じた、

そこで日暮れ。16時前でまだ明るさが残っていたので、ターミナルAの近くで海に出れるところまで歩いていったのが先頭の写真である。写真ではうまく撮れなかったが、かなり厳しい感じの海だった。風も強くて、小さいがするどい波が打ち寄せてくる。足元の水たまりは完全に凍っているし、怖い海という感じがした。タリン港はバルト海フィンランド湾にある。フィンランド湾の一番奥がサンクトペテルブルグ、昔のレニングラードだ。グダニスクあたりを経由してデンマークの蓋を抜けると北海となる。途中、北に向かえばスウェーデンとフィンランドを隔てるボスニア湾になる。かつて、フィンランドのトゥルクからストックホルムにボスニア湾南端を船旅した時は夏だったので厳しさはあまり感じなかったが、冬の景色は違う。

タリンの不動産開発はそこここで進んでいて、本当に勢いのある都市、国だ。しかし、ふと自然の厳しさが顔を出す地でもある。厳しい地域の人は一般的に優しいが人を良く見ているので気が抜けない感じがある。

最初の週末。一人で歩いていると様々な発見があって良い。