締切のある仕事、やればできる仕事、スイッチを入れないとできない仕事

成田ゲートウェイホテルでホテル療養施設生活を送ってみた所感。

2021年11月21日からエストニア・タリン出張を行い、12月12日に帰国。成田東武ホテルエアポート自主隔離生活に入った。ホテル生活5日目にMy SOSアプリから「あなたは濃厚接触者である可能性が高いということが判明しました。センターのHPを見て宿泊場所(登録待機場所)を管轄する保健所へのご連絡をお願いします。」という通知が来たので、印旛保健所成田支所に連絡し、指示に従って今のホテルに入った。

帰国から2週間で、その間自分のスイッチを入れないとできないような仕事は15時間程度しかできていない。前半は時差の影響が出たことと、机の奥行きを含む部屋のレイアウト問題があって執務に集中できない状態が原因だったと思う。一方、後半は執務環境は一応クリアできる状況なのだが、部屋から出られないというストレスから、中々スイッチが入れられない。それでも、7時間(7割)はこちらのホテルに移ってからの仕事だ。ここでは気分は乗らないのだが、一度スイッチが入れば、環境上の問題がなければ数時間は集中力が続く。つまり、私の場合は軟禁状態のストレスよりレイアウトの影響の方が大きかったということだ。

締切が迫っている仕事だと、やるしかないから、どちらのホテルでもやれる。仕事の質はやはりレイアウト等の執務環境の影響が大きいと思う。出張中のコワーキングスペースは明らかにはかどった。経費精算とか簡単な簿記のような仕事はどこでもできるので気分が乗らない時にやるが、これも生産性は執務環境の影響を受ける。椅子、机、PC/ディスプレイ、ネットワーク、照明とノイズレベルは執務の生産性に大きく影響することを体感した。1日限りとか2、3日までなら、非日常でアドレナリンが出るが、その効果は数日で消える。

仕事にもよるのかも知れないが、ワーケーションでもコワーキングスペースでもホテルでも執務環境品質はもっともっと重視されて良いと思う。いろいろ見てきたが、オフィスの執務環境だって、良いとは言えないケースは少なくない。

ワークプレースを見直す余地はまだまだあると思う。