自由民主主義国は30%まで低下した

自由民主主義国は世界で3分の1もない。自由民主主義国でも主流派でなければ人にあらずといった空気が生まれている。勝ち馬に乗るという意識で権力者に権限を与えてしまうと、自由は失われてしまう。拡大してきた自由権が危機にひんしている。奴隷の自由を選んではいけないと強く思う。

FBで日経の『権威主義との闘い(上) 米国、民主主義の原則尊重を』を引用してコメントした記事を再掲、これより上の部分を加筆

選挙を勝敗を決めるゲームのように考えるようになると、マイノリティの権利は守ってやっても良いものになる。「少数派や移民は愛国心が乏しく国家の脅威だとして不安と憎悪をあおる」は日本でも既に起きている。自由が失われていた時期から長い時間が経過していないウクライナやバルト三国の人々は権威主義の恐ろしさは身にしみているから、命を賭して戦うのだろう。

人権理事会のような組織は権威主義的リーダーが最も嫌う組織で、弱体化されてきた。その存在と効力が世界平和のバロメータといっても言っても良いだろう。異論が出ても、完璧でなくても、Factに根ざして状況を評価し報告し、広く民に読まれるのが望ましい。不快に思うようになって事実を曲げようとするようになったら、それは危険の予兆だ。最も重要な教育要素の一つだと思う。