オランダの光熱費

来月Coworking Europe会議がアムステルダムで開催され、私も参加を予定している。

出張する際は、行く場所のことはある程度調べていく。昨年は、コロナの影響でウィーンの会議は直前にオンラインに変わったが、いろいろ調べてリスクを評価していたので約3週間タリン滞在は決行した。自分の目でコロナ禍のエストニアを見たのは良い経験になったし、一定期間をコワーキングスペースで過ごせば体感できることもある。今年もベース都市はタリンに置いて、会議期間だけアムステルダムに滞在する予定だ。特に楽しみにしているのは3泊だがコワーキング機能を有するZOKUに宿泊して空気感を知ろうと思っている。タリンは、常連化を目指してホテルもコワーキングスペースも昨年と同じ場所を予約した。

オランダの状況を確認していたら「オランダ全世帯、熱費補償として月額190ユーロ支給」という記事があった。月190ユーロは約2万8000円。結構大きいと思うのだが、7月には電気代が年初の5倍を越え、年間エネルギー代上昇額は4,000ユーロだから穴埋めにはならない。世帯あたりのエネルギーコストが年間60万円上がったら、節約すればなんとかなるというレベルではない。借金に手を出さなければ生きていけない人も出るだろうし、中には万策尽きてどうして良いかわからない人も出るだろう。本当に大変な事が起きている。これだけ大きな変化に直面すれば、きっといろいろな知恵も発揮されるだろう。まだ目に見える変化は起きていないだろうが、気をつけてみれば動きは始まっているはずだ。

旅をすると、変わらずに美しいと思うところと、変化が魅力的だと思うところがある。もちろん、それらが同時に存在している場所もある。

仕事は原則リモートだから、時差の影響を除けば何も変わらない。違うのは、現地にあるオンサイト経験だ。アムステルダムは2018年に訪問して依頼だから4年ぶり4回目となる。最初にアムステルダムに行ったのは2010年8月でゲイパレードの驚きの日だった。今度も、きっと驚かされるシーンに出会うだろう。

※画像は2010年のアムステルダム

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