昨年7月に台所の水栓が水漏れするようになり、修理を依頼したが1年少しで再び水漏れが始まり昨日修理してもらった。
前回の修理では、業者の薦めでTOTOの水栓交換を実施し9万円弱。水回りは一歩間違えれば大変なことになるので、根治を目指して値は張るが交換という選択をした。なのに、1年少しで水漏れが発生したのはかなり残念な事態である。
前回と同じ業者に連絡したところ、担当者は離職していたが、すぐに人を送ってくれて、部品の問題だと言う。施工保証書の発掘にちょっと手間取ったが、無事発見して業者からTOTOに連絡。当日中にTOTOメンテナンスから人が来て、シングルバルブ部交換を行ってもらって無事問題は解決した。
業者の方には原因調査費4,400円の支払いが必要だったが、TOTOメンテナンスへの支払いは発生しなかった。
業者はプロフェッショナルサービス事業者で、TOTOはメーカー。プロフェッショナルサービスは人が動けば工賃を回収しなければいけない。原因調査をしなければ製品の問題か施工の問題かはわからない。施工の問題であれば保証期間であれば無償で対応することになるだろう。粘れば調査費も無償にできたかも知れないが、人が動いているのだからという現実を見て交渉はしなかった。メーカーは、保証期間中の製品の問題に対しては責任があるから工賃は無償、言い換えれば製品価格に工賃は含まれていると考えればよいのだろう。水栓の価格は5万円強(売値)だったので、その中(仕入れ値)から部品代(原価)と工賃が充当されることになる。品質が高ければ保証期間中のメンテナンスは発生しない。
だからどうだというわけではないが、身近なビジネスモデルの差を感じたのであった。
担当者が離職していなかったらどうなっていたかなど気になることが無いわけではないが、まあ、問題は解決したから良しとする。