短期間に複数都市を訪問すると気づきがある

hagi に投稿

今週は、北海道と福岡県を訪問した。

2023年2月26日は札幌で豪雪があり、念の為に早めに羽田空港に向かった。遅延が出るなら早い便に変えてもらおうと思ったのである。変えられなくてもラウンジで待てば良いと思ったのだが、札幌便の保安検査が停止されていたので中に入ることができなかった。諦めて、場所を確保しようとしてアカシアに入ってみたら、結構美味しかった。

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その後、1時間遅れ程度で予約便が無事飛んで、千歳空港についたら、もう月が見えていた。

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ホテルに付いたのはギリギリ当日だったが、荷物をほどいている間に日付が変わった。とは言え、無事に翌日の所用は思った通り以上に順調に推移し、28日には東京に戻り、早速Web会議をするなど、日常は日常だった。

水木と東京で日常を過ごして、金曜日は福岡空港(博多)経由で小倉に向かった。小倉は2回めの街だ。訪問先に伺う前の街歩きは楽しかった。

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一度対面でお話したいと思っていた人にも会え、仕事は順調に進み、コワーキングスペース秘密基地で活動報告書素案を作成。一晩明けて、小倉城を見学させていただいた。帰路は福岡空港経由なので、節約節約と思って普通電車で博多に向かう。景色を見ようと思っていたのだが、途中で眠ってしまった。新幹線だと20分以下で着くが、在来線だと1時間以上かかる。途中、八幡駅があったりして、考えさせられるものはあるのだが、がたん、ごとんという音を聞き続けると起きてはいられなかった。

安いチケットは夜遅くの便だったので、博多も歩く。小倉とは全く違う感じがした。大都市感が濃厚で、須崎、福岡埠頭はアジアンの方で大混雑だったし、東京とは違うが、私には大都市感が強く感じられた。小倉のコンパクトさとは明らかに違う。

どちらが良いとか、どちらが勝っているかという風に見る人もいるだろうが、そうじゃない。

日本がEU的に変貌した時には、移動の自由は確保されたままで、九州は独立国になった方が日本全体にも良い影響を与えるような気がした。

街にはいろいろな形態があるけれど、多様な人々が行き交っている場所にはエネルギーが感じられる。既に何か産業が立ち上がっていて、そこに人が寄ってくるという街もあるが、企業城下町のようになってしまうとなんだか閉鎖的な雰囲気が立ち込めてしまう。むしろ交易の街と感じる場所に可能性を感じることが多い。農業や店舗のように場所に縛られるエッセンシャルワークは無くならないと思わないでもないが、工夫すれば自由になる時間を増やすことはできるだろう。同じところにいて、毎日同じようなことを繰り返していると、考えも硬直的になりやすい。

鉄道網が細り、アクセスが悪くなっている地域は少なくない。コンパクトシティは合理的だと思う反面、移動の自由が弱ると、マクロで悪影響が出るように思う。博多小倉は新幹線だと20分弱で、従来路線だと90分以上かかる。普通電車は結構混雑していた。途中での乗り降りもあった。大きな2つの街だけでなく沿線の街街はきちんと生きているということだろう。逆に地元谷根千の街は、人通りは多いが、空き家が目立つ再開発も行われているが、何か半端な感じが禁じえない。東京や渋谷の高層建築は今も人気のようだが、東京都の都市計画はうまくいっていないのかも知れないと感じる。経済的な理由も大きいと思うけれど、流動性をもっとあげようとしないと危ないのではないかと思った。

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