至福の教え(しふくのおしえ、英語: The Beatitudes)を細かく刻んだ講解説教で学んでいる。
憐れみ深い人々は、さいわいである、その人たちは憐れみを受ける。
憐れみという言葉には対象を目下に見る(上から目線)が入っている感じがするが、イエスはその人の目線まで自分を下げて対等の視線で憐れんだという解釈に共感した。
私がこの八福と呼ばれる教えの英語がBeatitudesであることを知ったのは割と最近だ。私の中ではBeatitudeという単語から想起するのは、ムーンライダーズの楽曲である。
Beatitudeのページで確認できる。
歌詞を改めて読むと関連性が感じられなくもない。
忘れるならヒューマノイドであることを
から、主体に報われない深く心が傷ついている傷だらけのアンドロイドが想起させられる。
このヒューマノイドが実在したとして遭遇したら、憐れみという感情は生まれるだろうか。傷だらけのアンドロイドは見ただけで恐ろしさを感じさせる存在だろう。人ならぬ人に人としての憐れみを感じられるかどうかは、他民族差別、権威主義者の試験紙的なものだと思う。現実は厳しい。そして安全を望む人間の防衛本能が彼を生み出すのだろう。罪深いことだ。
※冒頭画像は『ムーンライダーズ ディスコグラフィー』のBizarre Music For You 予期せぬ音楽の贈り物から引用させていただいた。暗いイメージのアルバムで、見たくないものを見やすく見せるような迫力があって印象に残っている。