初めてブルガリア・ソフィアに降り立った。空港から地下鉄に乗って、駅の階段を登る時に匂いがした。自分の記憶を探ると、イスタンブールの匂いかと思ったのだが、ちょっと再考してテッサロニキで感じた匂いに近いと思った。多分、食事の油の匂いだろう。
とりあえず、2019-20版の地球の歩き方を頼りにしたが、かなり記述と変わっていた。空港からの地下鉄は、チケットを買う必要もなくデビットカードで乗れる。Webサーチと駅の窓口で確認した。路線図は結構変わっていたが、地下鉄は時刻表がなく何分おきのような表現だったので、Google Mapの経路案内が信頼できない(バスが出てくる)のが辛い。
青く見える四角のデバイスにバンクカードをかざすとゲートが開く。地下鉄からトラムに乗り換えても時間内なら追加費用はかからない(今日は約150円だけ)。Webサイトによれば、1日4レブ(350円程度)以上は課金されないようで秀逸なシステムのように感じられた。時々感じるが、日本はずっと前に自動改札もSUICAも実現したが、いつのまにか国際的な利便性という観点では遅れをとっている。自民党、あるいは統一教会が内向きを強制した帰結ではないかと邪推している。
夕食はブルガリアン・ミートボールをいただいた。生ジョッキと併せて2,000円弱。ハンバーグのようなものを予想していたが、ちょっとがんもどき感がある断面が印象に残った。悪くはなかったが、同じ店で同じ料理は頼まないと思う。
地下鉄工事をしていたら、遺跡に掘りあたったとして保存されていたが、ちょっと手が加えられすぎている気がした。調べると、テッサロニキを訪れたのは6年前だった。その時のローマ遺跡は以下のようだった。
ブルガリアの遺跡のほうが古いらしいのだが、そういう風には感じられなかった。
明日からはCoworking Europeが始まる。今年も日本人の比較的若い人も登壇する。とても楽しみにしている。とは言え、会議は明後日からで、明日はセルフガイデッドコワーキングスペースツアーだ。
蛇足になるが、欧州に来てからはテレビはEuro Newsをつけっぱなしにしている。トランプ関連ニュースの出現頻度は恐らく日本より高い。ブルガリアの出生率低下を憂うニュースもあった。