SEO対策には学ぶべきことがある

wikipediaでSEOを見ると、かなり怪しげな解説が出ていて、なりふり構わずユーザーから見てもらえるように施策を尽くすことを意味するように読める。現実的な問題として、Google検索にヒットしなければ、そのページを新たに見つけることは難しい。とにかく見つけてもらわなければ始まらないということで、SEOコンサルティングの中には、虚偽記載に近い情報を人の目では見えない形で埋め込むような事例もあった。私はSEOという言葉を聞くだけで嫌悪感が湧く。そういうプレーヤーがいたとしても、発信したい情報がしっかり届くためには、検索エンジンで表示されなければどうにもならない。曲がったことをせずに施策を撃たないわけには行かない。

Drupalの場合、SEO Checklistというモジュールが提供されている。VolacciというSEOのサービスを行う会社が提供するコントリビューションモジュールで、自社サービス誘導の側面はあるが、自前でやろうとしている人に対するヒントや、一定のドキュメントを用意していて、かなり役に立つ。私は、数年前のDrupalconで講演を聞いたことがあり、関心をもっていたのだが、これまで本格的には取り組んだことはなかった。そのような中、今週6 easy to implement SEO tips for your Drupal 8/9 websiteが出ていたので、ビデオを見て少し挑戦してみた。ちょうどメタタグ周りを調査していたこともあるし、このサイトのDrupal Coreのリビジョンアップで、php7.3がサポート外になったためphp8.1に上げたので、パフォーマンス問題もチェックしておこうと考えたのである。

チェックリストとしては、SEO的な対策としては、MetatagとSchema.org Metatagモジュールを入れて構成すること、XML Sitemapへの対応などが含まれている。概ね必要な対策は概ね打っているのでほぼ見直しただけで終了。パフォーマンス対策は今までやっていなかったので、Google PageSpeed Insightsでのチェックを行い、今回Advanced CSS/JS Aggregationモジュールを導入して調整した。php7.3からphp8.1に上げただけではそれほど早くはならなかったが、PHP APCU CACHINGを有効化したら15点程度向上。画像表示をDrupalの画像スタイルの最後にWebp変換を加えたことで、少し改善した。

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モバイル側は31点と低いが、それでも対策前は20点を切るか超えるかという感じだったし、体感でも効果は感じられた。GCPの無料枠サーバーでこの程度の結果が出れば御の字だが、まだやれることはあるので、時間ができたら、もう少し手を加えてみようと思う。特にMobileの場合は、CSSやJavaScriptの扱いの非効率さが目立つので、Themeの見直しを考えたほうが良いかも知れない。また、Adsenseがメインスレッドを0.5秒以上ブロックしているので、おまかせモードを考え直したほうが良いかも知れない。もともと、実験的な導入なので、最初の設定時から手を入れていないので、そろそろ見直そうかと思う。

Google Tag ManagerでGA4設定はして毎日見ているのだが、活用できているとは言えないのも残念である。

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