Kumu kunstimuuseumi

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日曜日は、先週に続いて、教会の礼拝に出席

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サムエル紀下のダビデの不義の話から最後の晩餐に至る説教だった。たまたま機器の故障があったので賛美歌の番号などが口頭で紹介されたので、かえって分かりやすかった。説教の内容はエストニア語を英語同時通訳したものを聴いているので細かいところはわからないが、オーソドックスな解釈に新約の救いを重ねたものだったと思う。2週連続となると、単なる観光客ではないという目で見られる。昼食会にも誘われたが遠慮した。次週は欠席だが、12月3日の降誕節第一主日は出席するつもりである。次回も誘われれば昼食会にも出てみようと思う。

礼拝を終えて、KUMU美術館を初訪問した。

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最近繰り返して予想以上だったと書いているので書きにくいのだが、ここも予想以上に良かった。格差を感じ、自由を切望したソビエト時代の現代芸術家の叫びが伝わってくるのだ。一方で、社会主義革命への期待と一定の満足があったことも伝わってくる。当地の自然は厳しい。ソ連の共同住宅の導入は救いだっただろうと思う。コルホーズ・ソフホーズに対する一定の評価はあったと思う。食えるというのは大事なことだ。しかし、官僚主義と言論統制はやがて(物理的、人種的)辺境にしわ寄せを及ぼし、自由を求める思いを抑圧し続けることはできなくなる。そんな当たり前の法則を、芸術家が目に見える形で、暗喩を含めて表出していたのが伝わってくる。迫力満点だ。

美術館のカフェはRevel Cafe。最初にタリンに来た時に、凍えから救ってくれた今はもうないカフェの系列店だ。チキンシーザーサラダは、とても美味しかった。

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ちなみに、昨年の今日11月19日はヘルシンキに日帰りツアーを行っていて、かもめ食堂でおにぎりを食べていた。

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Worklandも出店しているので、今年も訪問したい気はあるが、日程的には厳しそうな気がしている。

何度も同じ街を訪問することで得られるものは多い。エストニアも5回以上となって、勉強したわけでもない単語が分かるようになったり、住居表示の読み方が分かってくるようになった。別に、そんな理解がなくてもビジネスを進めることはできるが、ゆっくり作っていくことにはゆっくり作っていくなりの価値がある。

 

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