私の普段遣いの口座はみずほ銀行で、カードの引き落しなどの口座には三井住友銀行を利用している。先日のみずほのATMトラブルを契機に最近銀行口座の見直しを行っている。
数年前に送金先口座として開設を求められて残額2円で放置してあったゆうちょ銀行のAndroidアプリ設定を行った。「ゆうちょ認証」は生体認証でゆうちょダイレクトに飛んで利用する形態で、あまり洗練された印象はないが、使えない感じはない。「ゆうちょ通帳」も生体認証で通帳が見られる。シンプルで着金確認などには申し分ない。ゆうちょダイレクトは同行個人口座への送金が5回まで手数料無料なのが魅力。
今日は、休眠口座となっている三和銀行、三菱銀行のキャッシュカードと通帳を持って、近隣の三菱UFJ銀行の支店を訪れ改めて新規口座開設を行った。2つの休眠口座の閉鎖と新規口座開設(通帳なし、スーパー普通預金)、デビットカード申し込み、三菱UFJダイレクトの初期設定までで2時間だった。私個人の特殊性を除けば1時間程度で可能だったと思う。事務手続き待ちの時間は合計すると30分程度で、その間にアプリのインストールをやったり、ロビーで仕事をしながら待った。Chromebookが役に立った。インターネットで送金ができるようになるには一営業日待つ必要があるとのことだが、受取は直後にできるということで、みずほから送金してみたら、問題なく即時に着金した。アプリ、Webサイトは、まだ使い込んではいないとはいえ三菱UFJはとても印象が良い。個人的なランキングでは、みずほ<SMBC<三菱UFJで現時点ではトップ評価としたい。
みずほの取引はWebサイトで行っている。今日Androidアプリを入れてみた。立ち上げてみて、数分操作してみた感じでは、恐らく今後着金確認以外には使うことはないと思う。ただ、みずほは一定条件を満たすと他行あての振り込みが月3回まで無料になる。これまでは時々みずほのATMで現金を出して、SMBCで入金するという手間をかけていたが、外貨預金でも積んで条件を満たそうか悩み中である。
三菱UFJダイレクトも一定条件を満たせば、みずほ同様他行あての振り込みが月3回まで無料になる。SMBCは他行あての振り込みは手数料が無料になることはなさそうだ。SMBCは手数料はかかるけれど定額自動送金のサービスがある。
今は、引き落とし口座がみずほとSMBC、アメリカのCitibankになっているので、できればこれをどこか一つの口座に集中させたい。しかし、例えばNY Timesは国内口座だと高くつくので、実際には単一口座に集約するのは必ずしも合理的とは言えない。
アメリカのCitibankや欧州のFintechなどを含めると、現在12の銀行(親)口座を利用している(証券会社やPaypal等の決済サービス、クレジットカードなどは除く)。それぞれに長短があって興味深い。もし、自分に何かがあった時のことを考えると数を減らしておいたほうが良いとは思っているのだが、サービス内容も日々進化しているので、いろいろ使ってみることの面白さも感じている。分散していると口座あたりの残高が小さくなるので、それが不利になることもある。資産家でもないのに、見直し始めると考えることは次から次へと出てくる。
ちなみに、日本の銀行のWebサイトの全角攻撃と膨大な量の手書き申請書、和暦の強要は本当に不愉快だ。そういう事をやっている銀行のままでは、世界で挑戦できる日は来ないだろうと思う。大手3行でも将来の行く末に不安を感じる。一方、米Citibankを見ていてもFintech企業のサービスより動きは鈍い。従来の銀行という業態が制度疲労を起こしているのかも知れない。多分、中銀の役割とも関係しているのだろう。このあたりになると正直難しくてよくわからないが、ICTの進化が世界の制度を根こそぎ変えつつあることは間違いないだろう。
コメント
キャッシュカード到着
今日4月16日に簡易書留でキャッシュカードが届いた。念のためATMで残高確認を実施。ちょうど1週間での到着。
デビットカード到着
今日4月19日にデビットカード(JCB)を受け取って、早速Apple Payに設定した。まだ使っていない。簡易書留が届いたのは4月18日だが取りそこねていた。10日で手続きはすべて完了した。