サードプレース

Web会議は、ホスト側が物理的な場所に集まってはいけない

hagi2020/05/08(金) - 21:36 に投稿

Web会議については青野社長の記事で書かれているのが分かりやすい。私の経験でも、オンラインでやるなら全員がオンラインの方が満足度が高い。最近気になっているのは、じゃあ同じ場所にいるのと何が違うのかという点だ。

「リアルの会議室で参加している人たちは、僕の様子がよく見え、僕の声もよく聞こえる」は概ねそうなのだけれど、会議室にいる他の参加者の微妙な反応も認識できるのも大きい。話している時に受けてる感、外してる感の伝わり方が圧倒的に違う(遅延もある)。だから、リアルに一緒にいる人のフィードバックの影響を強く受けてしまう。

ポストCOVID-19を見据えた動きは始まっている

hagi2020/04/15(水) - 19:04 に投稿

CBREの
Crisis Management and Continuity Planning for COVID-19 in APAC
というWebinarを拝聴した。ビル管理を含む不動産業の香港拠点から見たCOVID-19に関する対処法(実績)で非常に興味深かった。様々な業務プロセスの定義(プロトコル≒手順)を丁寧に再定義して、従業員が迷わずにかつ比較的安全に業務に従事できるようにしていた。もちろん、テナントの安全にも貢献するような情報も準備している。カフェテリア等の共用部分の安全性を高める活動が行われているのが良く分かった。

特に印象に残ったのは以下の3点

1. 隔離スペース
オフィスビルを前提で見ていたりするので、空きスペースを緊急時の隔離スペースに設定しているケースがあるとのこと。確かに、万が一ビル内で具合が悪くなった人がいた場合の場所が準備されていれば望ましい。

2. 空調システム(HVAC)に特に注意していた

3. 個人防護具(PPE)への対応
手袋はともかく、ガウンやフェースシールド等は、従来は装着不要だった作業員が、安全に作業できるような手順をまとめていたのは、素晴らしいとおもった

ABW概要

hagi2020/03/10(火) - 19:57 に投稿

Activity Based Workingは、割り当てられた固定席のみで執務する形態ではなく、業務タスク(Activity)の特質に応じて、執務場所を選択できるようにすることで、業務効率向上(あるいはコストダウン)を図ろうとする考え方である(https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Activity-based_working&oldid=916680316)。ABWという用語はオランダのErik Veldhoen氏が、the Art of Workingという書籍で最初に用いたとされている。

ホテルとコワーキング

hagi2020/02/11(火) - 09:06 に投稿

Wojoというコワーキングのブランドが野心的だという記事をSocialworkplace.comが掲載している。

Airbnbの台頭、Booking.comの隆盛で、特に欧州では私はブランドホテルに泊まることはほとんどなくなった。安くて、安全であれば狭くても良いが、ネットワークはきちんと機能してくれないと困るし、自室内である必要は無いが、執務が可能な場所は不可欠である。機能的なラウンジがあって、カフェ、バー併設であればとても具合が良い。Wojo Spotsは、月額約1,200円の会費を払えば、場所によっては無料、有料なケースで半日1,500円弱でドロップイン利用ができるサービスだ。現在はフランスでのサービスで、パリ市内ならホテル併設等で無数にポイントがある。これが欧州全域に広がればインパクトは大きいだろう。

テレワークとサードワークプレース、そしてABW

hagi2020/02/05(水) - 15:06 に投稿

営業所等拠点オフィスの意義を考えていると改めてABWの事を考えさせられる。

私が最初にRegusを知ったのは、インドの会社が日本の拠点として利用していたからだった事をふと思い出した。そのビルに行ったら、会社名が出ていなくて不審に思いつつ、指定されたフロアに行ったら、Regusがあった。その中の小さな部屋が、そのインドの会社の日本拠点だった。シェアオフィスを意識するようになったのは、ずっと後だ。

確かに、海外にオフィスを出そうと思ったらRegusのようなサービスは非常に便利だ。ネットも電源も様々なサービスも準備されているから、身一つで行ってもすぐに開所できる。ただ、それが国内拠点でも使えるという想像には即座には結びつかなかった。会社は事務所を自分で借りて整備するものと思い込んでいたからだ。自分にかかった呪い(呪縛)は中々解けないのだ。

いくら安くても事務所を借りれば結構なお金もかかるし、整備も大変、掃除や衛生管理など本来やらなければならないことは多い。中には、事業が縮小モードになって、かつて何人も要員がいた営業所に1人しかいないという事態になるケースもある。維持費も負担になるので、在宅テレワークに切り替えている事例も耳にする。

塩尻市のスナバを訪問した

hagi2019/12/18(水) - 21:36 に投稿

今日は日帰りで塩尻を訪問。中央線で塩尻に初めていった時は小学生、初めての一人旅だった。今日は、濃霧で列車が遅れたが、幻想的な景色が見られて幸せになった。同時に日本は平野の少ない国だと思いださせられた。

朝7時に新宿を出ると9時半には塩尻に着く。駅を降りてしばらく歩くと公営のコワーキングスペースのスナバがある。10時開店なのでその前に周辺を散策。セブンイレブンでコーヒーを頂いてスペースへ。

既に若者が会議をやっていて、JSがどうとか、女子的にはどうなのとか、そういうバックグラウンドノイズを楽しみながら2時間集中作業。昼ごはんは、近くの定食屋で食べきれないほどのボリュームのカツ丼(650円、安い)を堪能。13時の集合時間にスナバに戻って日本テレワーク協会のテレライフ部会に参加。結構知らなかったことが多くて幸せになれた。

 

部会で特に印象に残ったのは、金子 春雄氏の講演。ブロックチェーンの応用の話も面白かったし、バイオマス発電の現場見学も興味深かった。

移働の時代を考える

hagi2019/10/30(水) - 11:36 に投稿

今日、日経新聞に『空き家と向き合う(2) 地域ぐるみでホテルに』という記事が出ていた。

天空の城といわれる竹田城址のある地域で、機会があれば見てみたいと思う人は少なくないだろう。仮に、その存在が世界に知れ渡れば移働のロケーションとして考える人もいると思う。イメージとしては、日本人が1か月から3か月程度住んで働くとか、海外の人が1か月から3か月住んで働くとか、といった事が現実的に可能か想像してみた。

サードワークプレースはどこまで伸びるか

hagi2019/10/17(木) - 09:02 に投稿

WeWorkの破たん懸念が報道されているが、広義のコワーキングスペースは伸び続けていて、オフィス不動産の構造転換は引き続き進むと考えて良いだろう。並行して、ワークスタイル、ライフスタイルは流動性が高まる方向に大きく変わって行く。

コワーキングは人を輝かせる力がある

hagi2019/09/30(月) - 11:25 に投稿

テレワークや働き方改革に関する話をお客様としている際に「オフィスにいるおじさん、おばさんをおしゃれにしたい」という声を聴くことがある。

私が初めてWeWorkに行った時驚いたのは、受付に格好の良い男女がにこやかに並んでいて、ロビーにいる人たちがみなオシャレだったことだった。ワークスペースに清潔感があって、一種の社交場になっていたのである。ちょっと悪い言い方をすれば、WeWorkで働く俺(私)はかっこいい、という感じだったのだ。そこに喫茶のカウンターがあり、バリスタがいて、休憩時間には主にバリスタとの間の小さな会話がある。しかも、何度か見かけている間にバリスタが、客と話をする時に隣りの客を意識して話題を選んでいる事に気がついた。来場者をゆるくつないでいたのである。

オフィスにいる業務歴の長いおじさん、おばさんにとっては、オフィスはなじみの場所であり、オフィスにいる人たちの中では年長者として少なくとも形式的には敬意を払われる存在になる。言い換えれば、緊張感を感じない場所になっているのである。

WeWork事件とCoworking再考

hagi2019/09/25(水) - 13:47 に投稿

WeWorkの創業者Adam NeumannがCEOを辞任するというニュースが19年9月24日付で報道されている。

Coworking Spaceは諸説あるが、英文Wikipediaによれば2005年にサンフランシスコで生まれたとされている。それから14年。WeWorkは様々な論争を生み出しながらもオフィスとCoworking Spaceの両方を再定義した企業だ。WeWorkは成功しているAmazonに類するものなのか、それとも消え去ったデータセンタービジネスのExodusに類するものなのかは分からない。ただ、仮にWeWorkがやがて消えてしまうとしても、データセンタービジネスが残ったようにオフィスのサービス化は止まらないだろう。