政治

差別を学ぶ

障碍も性自認もパーソナリティの一部と考えることができないと、Diversity and Inclusionもアクセシビリティも強者による弱者への憐れみと位置づけられてしまう。それは差別そのものなのだ。恥ずかしながら、私の中でまだ憐れみという感覚が残っていることに気付かされた。

常識は時代とともに変わる(LGBTだけではない)

結果的に荒井勝喜氏は日本の人権向上に寄与したと思う。同性婚の法制化も不可避だと思うが、より重要なのは性的同意の厳格化だろう。それが当たり前になれば、同性だろうが異性だろうが性的同意を求めるのが常識になり、好まなければ自由に否定できるようになる。やがてLGBTのカミングアウトも容易になっていくだろう。

『モスクワに留学していたら戦争が始まった話』を読んで

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2019年11月16日のミンスクの地下鉄
政治的におとなしくしていれば平穏という状態は危険の兆候なのだ。ロシアでは発症してしまったが、発症する前の平時の民の努力で再び戦火が起きることがないように努力するのが良いだろう。

21世紀が力に頼るナショナリズムからの卒業を実現する世紀になることに期待する

メルケル氏が移動の自由に強くこだわっていたのは強く印象に残っているが、昨年のウクライナの人たちの動きを見ていると、隷従を強いられた経験者が自由あるいは自決を大事にすることを思い知らされた。まずは、2023年が世界中の誰もがどこにでもいける未来に向けて新たな一歩が踏み出される年になることを祈る。

マイナンバーカードと健康保険証の統合は悪い話だと思わない2

マイナンバーカードの本質は電子証明書にある。カードに住所が書かれている必要もないし、代替手段があれば物理的なカードが必要なわけでもない。一方、その奥にあるデータのオーナーシップの問題に向き合うことなく安易な制度移行を行うと破綻してしまう。健康保険証の統合は入口としては難易度が高いが、そこから挑戦していくのも悪くないと私は思う。
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