病院で感じたいくつかの事

hagi2018/08/03(金) - 18:13 に投稿

身内が、救急車の世話になって、かけつけて一日を過ごした。既に家族の一人が入院して世話になっている病院である。

救急車で運ばれてきた患者と家族は、病院の方々に頼るしか無い。診断が出るまで待つしか無いし、その対応についても信じるしか無い。同時に、もしその結果が好ましくなければ、医療関係者はその責任を追求される立場である。むちゃくちゃ高いストレスにさらされているに違いない。

しかし、ドクターが説明するときにはいつも笑顔だし、既に世話になっている家族の担当看護師は家族の顔を覚えていて、何を不安に思っているかを考えながら良い方法を提案してくれる。窓口締め切り時間直後に医療レンタルのカウンターに行くと閉店を取り消して話も聞いてくれた。プロだな、と思う。

プロにはいくつかの意味がある。きちんと採算に乗せるという面もあれば、ミッションを深く理解して出すべき結果を出すという面もある。食えなければ持続性がなく、使命を果たせなければ存在価値がない。

期せずして、昨日は、場所と時間に依存する働き手を書いたのだが、彼らは56%に属する人たちであり、輝いて見えた。

場所と時間に依存する働き手

hagi2018/08/02(木) - 12:20 に投稿

昨日、ある知人から、全労働者の中で現場で働いている人は5割を大きく超えているという話を聞いた。

店舗で働く人はもちろん、建設現場やビルメンテ、様々な保守サービス、学校や保育関連サービス、訪問セールスなども、その瞬間にその場所にいなければ商売にならない仕事は多い。私は漠然とそういった仕事は減っているのではないかと思っていた。コンビニでもレストランチェーンでもシステム化、分業化が進んで目に見える従業員の数は減っていると感じている。しかし、依然として5割以上の人は、その瞬間にその場所にいる事が重要な仕事に従事しているらしい。

考えてみれば、介護サービスなど年率で5%増えるような仕事もある。

現場の仕事も、上手にシステム化、分業化を進めれば、全体的な生産性は向上する。同じ付加価値を出すのに必要な総労力は減り、分業で業務内容の一部が移転されれば、一つの仕事に関わるフロント労働者の所要時間も減る。その分、相手にする仕事の量は増える。定型化された仕事をどんどんこなしていかなくちゃいけないという形になれば、辛さは高まるだろう。

モバイルワーカーという生き物

hagi2018/07/30(月) - 13:25 に投稿

モバイルワーカーは、なぜモバイルワークをするのか?

束縛されたくないから、とか、様々な理由はあるだろうが、私は新たな刺激を欲しているからというのが大きな理由なのではないかと思っている。

私の生き方に大きな影響を与えたのは、学術会議のイベントである。確か、最初は情報処理学会の全国大会で入社2年後の1986年の広島だった。昔のAIの時代である。会社の中での議論は十分刺激的だったし、上司は適当な領域を任せ自由な活動を許容してくれていたから、楽しく働いていたと思う。しかし、比較的近い分野で大学や著明な企業で研究活動を行っている人の話を聞ける場に私は魅了された。行った事の無い場所で特定の目的を共有する新しい出会いがうれしかったのだ。外部の人と話す事で大きな刺激を受け、自分の仕事にも多くの良い影響を与えた。さらに、上司の配慮で87年にミラノの人工知能関係の国際会議に派遣された。それが私にとって初めての海外経験であった。会議の議論そのものよりも、欧米だけでなくインドからも参加者があって、世界は広いと感じた。それ以来、機会を見つけては刺激を求めて動き回っている。

オウム真理教の13人の死刑の責任

hagi2018/07/28(土) - 17:59 に投稿

私は、13人の死刑に責任を感じている。

麻原彰晃が無垢だったとは私は思わない。まず間違いなく、人殺しはあっただろう。ほぼ確実に罪は存在する。

しかし、死刑囚を殺した責任は主権者にあること忘れてはいけない。自分は1億分の1と思う人もいるかも知れないが、国として人の命を奪った責任を他責とすべきではない。

私は、自分はイエスを十字架につけよと叫んだ群衆の一人だと思っている。それが私の信仰である。ものすごく大勢の人が、為政者の判断を支持した。その時代の価値観に照らして「正しい」判断、正義を支持したのである。いかに消極的であったとしても、結果としてキリストを磔にした責任は免れない。

イエスを十字架につけた体制側の人間は治安を守ったと称賛されて当然である。価値観の転換を防止して、国が壊れるのを短期的には守った。明日の破滅を守ったのである。

私たちは、命を奪って生きている。自分が食べる動物の命を奪うシーンを見ればショックを受けるけれど、食べなければ生きて行けない。動物の命を奪わなければそれで良いという事でもない。死と生は隣接しているのである。

その上で、私は死刑囚の命を奪わない選択が私たちにはあった事について注意喚起したい。

2年前の今日は紫陽花がまだ残っていた

hagi2018/07/24(火) - 13:06 に投稿

時折、Pathで写真を記録している。FBでもあるが、N年前の写真を提示してくることがある。今朝、届いたのが、岡倉天心記念公園で撮影した写真だ。

IMG_1006.JPG

今日、同じ公園で紫陽花を見ると、もちろん色が残っている花は無い。

IMG_1009.JPG

干からびた花の名残と、セミの抜け殻があった。

2年前に写真を撮った時は、7月20日過ぎでもまだ紫陽花らしさを残している花があったと思ったのを思い出す。今日、撮影した時は34度、体感温度は40度を超えていた。

まだ夏は前半戦。営業には向かない時期だと思う。

20年あるいは15年という時の長さ

hagi2018/07/16(月) - 09:00 に投稿

若い時の1歳差は大きいが、60歳も近付いてくると、年齢差10歳による意識ギャップより個人差の方が大きいように見える。しかし、その時々の体験は時代、世代に固有なものだ。個人の考えと、その時代に生きてきた体験に基づく感想の組み合わせが発言につながる。

昨日、教会の半期誕生祝の集会で1940年前後に生まれた複数の方の自分史に関わる話をうかがった。九州で育った方もあって、原爆で親せきが無くなった方もある。子どもの時の話になると戦争の匂いがするのである。その方々の時代的背景を考えてみた。

彼らは、小学生の時から、戦後の新しい時代を生きた今の日本の第一世代の方々である。

1949年がベビーブームの頂点だから、思春期に15歳くらい上の若夫婦の子育てを多く目にして育っただろう。1964年の東京オリンピックの時は24歳頃。1970年の万博が30歳頃。1991年のバブル崩壊の時が51歳頃。現在が78歳頃という世代。終戦が5歳頃なのである程度戦争の直接的な記憶もある。

Let's encryptのrenewが思いのほか難しい

hagi2018/07/09(月) - 16:39 に投稿

まだ、完全に解決できているか分からないが、どうもcertbotの挙動が良く分からない。

ここのところ3か月の電子署名の残期限が1か月を切るケースが発生しているが、更新したタイミングでなぜかapache2が落ちてしまう。certbot renewには -pre_hookとpost_hookがあり、standaloneで更新しようとするとpreでsystemctl stop apache2をかけてpostでstartをかける必要がある。

cronの設定でこれを書き込んであるのだが、letsencryptのログを見ると、apachectl startなどと違う記述が出てくる。いろいろ調べてみると、/etc/letsencrypt/renewalの下にドメイン名.confというファイルが生成されていて、その中に[renewalparams]という記述があり、そこに書かれているpre_hook、post_hook、authenticator、installerが用いられているようなのだ。

もう一点は、cronでは週に1度しか走るように設定しているのに毎日2回ずつ走っている。さらにcertbotのログの時間はJSTではなくUTCで吐かれているようで追いにくい。

タグ

部署単位の記事発行ワークフローの実現可能性を検証した

hagi2018/06/19(火) - 14:13 に投稿

Drupal8のCore機能とGroupモジュールを利用して部署単位の記事発行ワークフローの実現可能性を検証した。

背景

コンテンツの執筆、編集・承認、発行を部署単位で行いたいというニーズはしばしばある。

部署単位のコンテンツ管理のためにはGroupモジュールがある。Groupモジュールはユーザーやコンテンツを取りまとめるためのContributionモジュールで、執筆時点での最新版は2018年2月5日のgroup 8.x-1.0-rc2である。最後にrc2とあるようにまだ安定版ではないが、既に多くの実運用サイトでも採用されている。現実世界では、例えば記事の執筆者は移動や退職でいなくなることは珍しくないから、執筆者は執筆者として管理するとしても、記事の管理は部署で責任を持つのが合理的な事はままある。本格的な記事運用を考えると組織をどうモデル化するかは極めて重要なテーマになる。逆から見れば、Groupモジュールの出来が対応可能なモデルの範囲を決めてしまうとも言える。当然難易度は高く2017年6月にrc1が出ているのに1年経過してもまだ正式版になっていない。アクセス権に関わるモジュールだけに検証も難しい。

タグ

Schema.org Metatagモジュール周りを調べてみた

hagi2018/06/08(金) - 13:44 に投稿

Schema.orgにはOrganizationのスキームが定義されていて、metatagでそのページが組織に関して記述している事をGoogle等のクローラーに伝えることができる。さらに詳細なLocalBusinessを指定すると緯度経度の要素や休業日、開店時間、閉店時間などを渡すこともできる。レストランをGoogleで検索した時に開店中とか状況表示が出る場合は、Google様がそういったメタ情報を知っているから出ている。オーナーが検索結果の画面から、修正の提案をすれば、メタ情報が渡っていなくても知らせることができるが、クローリングエンジンはGoogleだけではないので、自分のページにmetatagを埋め込んでおけばより良い。

例えばコワーキングスペースの雄WeWorkのページを見ると、spanタグでschma.orgのLocalBusinessの要素である事を示して、諸属性を書き込んだページになっている。このデータのお陰かは分からないが、以下のようにサーチ結果が出る。

タグ

過去を捨てて裸一貫でリスタートしようとしたら思いのほか壁が高かった

hagi2018/06/03(日) - 16:06 に投稿

今年2月から、思う所があって、過去人脈に頼らずにパートタイムの仕事を探し始めた。職安/ハローワークに通って、応募を繰り返したが、選択18件中決まったのは2件だ。しかもお祈りメールさえない無視が5件。現実の厳しさを思い知った。面接の感触がすごく良かったのにお祈りメールをもらったケースも2件。まあ、60歳前の人がパート職に応募して来るのは想定外だろうし、使いにくいと思うのは当然である。しかし、そういうマイナス要素があっても、誠実に接すれば道は必ず開けるだろうと信じていた。甘い予想はほぼ全てはずれた。

自分の外から見えるプロフィールと今のコミュニケーション力だけでは食うに足る仕事を3か月で得ることはできない事を思い知った。ショックだった。しかし多分、本当は最初から分かっていたのだ。自分の裸の力は容易に通用しない事を。